とある歴クラ見習い審神者の備忘録

調べたこと・面白かったものと、自分が調べるときにあったら便利だったなと思うまとめを置いておく場所

デジタルコレクションでネット公開されている刀剣本

国会図書館デジタルコレクションの資料にはなかなか面白いものも多いのですが、何分分類がおおざっぱすぎて探しにくいことこの上ないです。

というわけで、2018年8月時点でネット公開されている刀剣本について、細かな分類わけをしてみました。
中身まできちんと読んでいるわけではなく、タイトルともくじで分類をしているので、ひょっとすると適切でないものもあるかもしれません。
 

注意事項として、著作権が切れているほど古い本ですので、今ではすっかり研究結果が変わってしまっているような内容もあります。

用途を考えたうえでご利用ください。


取集条件は、

  • 芸術-工芸-金工芸配下の図書について、タイトルから該当するものを目視抽出
  • 芸術-工芸-工芸配下の図書について、キーワード「刀」で抽出したものから目視抽出
  • 芸術-芸術. 美術 配下の図書について、キーワード「刀」で抽出したものから目視抽出

年数については、デジタルライブラリー検索結果画面に表示されているものを使用しています。

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長尾顕長について

多分クラスタ外かつ刀ステ見てない方には「誰だっけ?」ですよね…

山姥切国広を作刀させたお人です。

歴史人物としてマイナーな部類なので、どう調べたらいいんだろうか?となっている方も多いと思うんですよね。

 

一応お断りしておきますが、これを書いている人間は歴史の専門家ではありません。

この記事は学習発表的なものとお考えください。

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刀剣乱舞実装刀の画像リンク

個人的にあると便利とおもったのでまとめてみました。
刀剣乱舞実装刀のうち、誰でも見れる状態の写真・押形のリンクです。
収集基準は以下の通りです。

写真が見つけられていないものと、絶対に写真が出てこないものとありますので、写真がないことが明白なものも一旦名前を並べています。
あと、DNPイメージアーカイブスさんのところは、有償利用用画像のサンプルという性質上、直接のリンクは避けています。

がんばって探しているわけではなく、知っているものを並べているだけなので、twitterかマシュマロあたりで教えてもらえたら追加します。

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創作メモとしての刀の手入れ方法

正確に理解しきったとはいいがたいのですが、「観賞用」と「武術用」それぞれでの刀のお手入れ方法を教えてもらったので、創作のための参考として書いておきます。

※実物の扱いについては、専門家にご確認ください。

 

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記事一覧(分類別)

リンクがおかしいときにはカテゴリから飛んでもらえればたぶん行けます。そしてこっそり教えてくださるとうれしいです。

刀剣鑑賞入門資料

最近オフ友から、おすすめの資料教えてと聞かれたものの…正直なところ、何に重点を置くかでおすすめ対象がだいぶ変わってくるんですよね。

ということで、今回は「刀を見る」ための参考資料の紹介です。

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刀工 堀川国広についての史料・論考リスト

足利に行く前に集めた予習資料類と、その後で調べた資料類を一旦整理したいと思いまして。

素人が無理なく集めれた範囲のものなので、漏れは多分たくさんあるかと思います。今回は資料リストと、論を追いかけるのに重要そうなポイント程度の内容紹介だけ。

 

他の方の資料探しの助けになれば、という意図なので、史料も論考も、とにかく書いていますし、孫引きのものも記載しています。なんなら読み物系の本まで入っています。というわけで「論を追う」という意味では不要なものも入っています。

箇条書きで書いてあるのは、現在主流となる論と異なるものも多いですのでご注意ください。

私自身の興味が「事実を追及する」方向ではなく、「事実と考えられることを抽出する」「事実とはいえないが、そのように伝わった・解釈されたことを整理し変遷を見る」方向であるため、それに沿った資料類です。

 

ピンポイントで事実を追いかけたい方は『堀川国広とその弟子』がおすすめです。もちろんその後の論の変化は多少ありますが、現代につながる論がわかりやすい文章で書かれていて、なおかつデジタルアーカイブの図書館限定送信なので、大きめの図書館まで行けば誰でも簡単に読めます。最初の章を印刷しても12枚なので120円程度ですみますし。

 

基本的には、『国広大鑑』でそれまでの「不確かな資料を基にして推測を重ねる」論を一新しています。誤りが全くないとはいえませんが、現在につながる論です。(『堀川国広』とその弟子は、国広大鑑補遺ということで、『国広大鑑』に書かれた内容を要約しています)

郷土文献系による考察は、『日向の刀と鐔』が強いものの、この著者は史料批判が不足する傾向にあるため、事実を知りたいという目的であれば再検証が必要です。

歴史にかかわることは、刀の研究より研究が早く進みますので、各地域の歴史研究書を参照すべきです。

日向国伊東氏については、宮崎にレファレンス問い合わせをしたところ『宮崎県史 通史編 中世』『西都市史 通史編』などを紹介していただきました。取り寄せ貸出してもらうつもりなので、後日報告いたします。

長尾顕長については『館林市史』が比較的刊行も新しくまとまっています。

足利学校については…ちょっと未調査です。

 

あと、山姥切の逸話については別記事にしてます。

 

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