刀剣鑑賞入門資料
最近オフ友から、おすすめの資料教えてと聞かれたものの…正直なところ、何に重点を置くかでおすすめ対象がだいぶ変わってくるんですよね。
ということで、今回は「刀を見る」ための参考資料の紹介です。
とりあえず一番おすすめは、おっきいこんのすけの刀剣散歩。
冗談ではなく、これ鑑賞始めた頃に欲しかったし、友達から刀の見方を覚えたいって言われたら、たとえとうらぶに興味ない子であっても、まずはこれを見せます。
「刀剣乱舞 おっきいこんのすけの刀剣散歩~すぺしゃる~」 [Blu-ray] [DVD]
刀剣乱舞 おっきいこんのすけの刀剣散歩 弐~ぷれみあむ~ [Blu-ray] [DVD]
解説本って、絵か写真のどちらかで見方の説明が載ってますけど、絵だと実物見たときに「これのことで合ってるかな?」って悩むし、写真だと「この写真のどの部分がこの用語にあたるんだろう」って悩むことになるんじゃないかと思います。
というか私は悩みました。
この番組は、映像の上から図を重ねて出してくれるので、どの部分に対して説明しているか、すぐわかるのがとても素敵なところだと思います。
そしてできれば、「刀を手に持って見る」体験を一度はしてみてほしいところです。
一度経験して、刃文や肌の状態が見える体験をすると、美術館のガラス越しでもだいぶわかるようになるので。
素人が気軽に参加できるイベント、探すとそれなりにあるんですよね。そういうのがあると知って探さない限りなかなか視界に入ってこないのですけど。
私が参加させてもらったものだと、桑名ほんぱくの桑名市博物館企画の刀剣講座、刀ネコさんの刃物オフ、日刀保名古屋の初心者講座などがありました。
たぶん各地で似たようなイベントがあるんじゃないかと思います。
どこを見たらいいかがわかれば、あとは大きめの本屋で図のタイプでも写真のタイプでも、好みの説明の仕方をしている本を一冊追加したらよいかなと思います。
私自身は、持ち歩き用には刀剣甲冑手帳を重宝しています。
厚めの手帳サイズで持ち歩きやすくて、刀剣用語の説明や刃文・肌の説明、日本地図上で見る旧国名、梵字が表す仏様、著名刀工さんの活躍時期年表、尺寸の換算表などなど、鑑賞中にふっと調べたくなりそうなことがすっきりとまとまっています。
あと、一応ガチな出版元のやつなんですけど、刀剣乱舞実装刀についての概要情報・押形もおまけ的に載ってます。
単眼鏡もあると便利です。「ケース越しで、手に持っているのと同じくらいの見え方にする」道具という感じ。
私はビクセンの4倍と6倍を使っています。
刀を前列で見るだけなら4倍で十分だし、倍率が低い方が不慣れな人は調整しやすいと思います。
刀装具や拵えの細かい部分を見るなら6倍のほうがよく見えますね。
8倍は私、観劇用のもっと安価で暗いのしか使ったことがないのでノーコメントで。
左二つが4倍、右二つが6倍の単眼鏡です。
赤いのより黒いののほうがお安いのですが、赤いほうのがケース部が便利そうなんですよね。
(私は黒い方を使っていて、こちらには合皮巾着が付属しているものの、出し入れしづらいのでどこかにやってしまいました。)