熊本・玉名 同田貫の旅
年末にものすごく急に熊本行きを決めて行ってきました!
どのくらい急かというと、12/14ぐらいに思いついて、16日に宿を予約。21日&22日の熊本行きでした。
計画
こちらは愛知からなので、はっきり言って遠いです。
始発で出たとして、目的地の熊本・玉名に到着するのは昼頃。さすがにそれはちょっと厳しい。
夜行バスはあるかなと見てみたら、ちょうどこの日だけ売り切れ。
金曜日の仕事後に、小倉まで行って一泊、翌日熊本に行くことにしました。
ここで小倉なのは、熊本・玉名に仕事後向かおうとすると日付が変わるくらいになってしまって、ホテルのチェックインに間に合うかわからないというのと、福岡はホテルがものすごく高いというのが理由です。
福岡、そこまでゴージャスでもないシングルの素泊まりが2万近くとか、東京なみかそれ以上じゃない…!
金曜の夜に宿泊したのは、リコホテル小倉です。
うっかり移動が遅くなってもなんとかなる、26時までチェックイン可能なホテルです。
リコホテル小倉 | 北九州市小倉北区の中心 小倉駅から徒歩3分
1階がコンビニで調達が便利なのがよいところ。
線路が近いので人によってはうるさく感じるだろうというのと、近くが風俗店なのがちょっとマイナスなところ。
私としては、寝るだけならまあいっかというライン。
朝食はカレーでした。

熊本到着~熊本城
新幹線で熊本に到着。
エスカレータから下りたところで初くまもん遭遇!

と思ったら、視界に更に大きなくまもんが。
…このこ空港じゃなく駅の子だったのね。

改札の外にあった、ワンピの像の写真が格好良かったです。


今回の目的地は、熊本博物館&島田美術館です。
そのため、実はここで改札を出るのではなく、JR乗り換えで上熊本に行くべきでした。
(何も考えずに外に出て、ロッカーに荷物を預けたあと、路面電車の駅名を見て気がつきました)
でもまあそれなら、熊本城に行ってから博物館に行こうかなと。
その道中にもでっかいくまもん。可愛いねー

お城の手前に、加藤清正像が。
こちらのは大きいですね。(比較対象は名古屋城)

お城の案内板を見付けて近くに寄ろうとしたら、工事現場のバーで近づけないようになっていまして…そこで地震のあれそれを思い出しました。
知っていたはずなんですが、すっかり頭からぬけておりました。

気を取り直して「熊本城ミュージアムわくわく座」へ。
映像とパネル中心のガイド施設なんですが、石垣積みの体験ができるやつがありまして。


これ、簡単そうに見えてなかなか難しいんですよ。
小さいサイズ&5ピースだけでこれだと、本当の石垣って本当に大変だなという気分になりました。
映像は、地震後の影響調査がかなり詳しく流れていまして……地震がおきたのが、客のいない時間帯で本当によかったねとなる崩れぶり。
いやよくはないんだけどもまだ、ね……。
この施設、多目的トイレが1階と2階にあるんですけども、それぞれ右が不自由な人向け・左が不自由な人向けという形になっていて、案内図にもその旨が記載してありました。
とてもわかりやすいし親切ですね。
そこから更に上がって、熊本城の観覧ルートへ。
駅前のデッキのごとく、少し高い場所につくられた通路を歩きながら、修復過程を見せる展示がされています。

中には、なかなか無残な状態の場所もあるんですよ…

下で地震直後の被害状況と、上がってきてまだ大きな爪痕が残っているのを見た後だと、天守が綺麗になっているのにものすごくほっとしました。
地元の方にとってはなおさらでしょうね。

熊本城の中は、熊本城にかかわる歴史の解説が、時代別にされていました。
…全然追いかけたことない分野のはずなのに、なんだかんだとうらぶ付近で履修してきたキーワードがたくさんあって、なんか知ってる!ってなったのはちょっとおもしろかったです。
うわさのくらがり通路も見ましたよ!
カメラの補正が働いちゃって全然暗くないですが。

観覧ルートを抜けたあとのお土産屋には、こんな子達もいました。
……オシロボッツのカードもらってこればよかったなぁ。


熊本博物館

一階が人文系、二階が生物・地学と企画展示室という構成。
撮影不可のお殿様の船が見事でした。
おもしろいなと思ったのが、博物館の役割を見せる展示。
常設のルートをちょっと横に外れたところに、博物館が博物館として機能するために必要な裏側をちょっとだけ見せるような展示があったんですよ。

あとですね、刀剣専門館でない施設の常設で、刀ができるまでの展示があるのって珍しいなとなりました。

四斤山砲のレプリカとかもありましたよー。

西南戦争のパノラマ画複製を、360度で見れる展示も見せ方が面白かったです。

今回の目当ては「くまはくコレクション かがやけ!熊本の刀と絵画」です。

写真&SNSに関してもわかりやすい説明で大変ありがたいやつです。
(撮影不可はどこにあったんだろうというくらい撮ってOKなやつでした)

城の常備刀の武骨な拵が大変格好良かったです。


無銘の刀についていた拵、柄巻があんまり見ない感じの可愛さで…!
(模様のある布とかをひもにして使ってるのかなあ?)

刀剣の展示エリアはそこまで広くないものの、これまであまり見たことがないレベルで大身槍が、それもそのまま刀にできそうなレベルの大きさのやつがごろごろ並んでいるのが印象的でした。
大身槍は名工の証…!(作るの難しいらしいですね)
島田美術館
そこから島田美術館に徒歩移動。
道中にすっごいデザインの建物をみかけました。おもしろ。

島田美術館は、丘の上でした。
グーグルマップに案内してもらったらうっかりトンネルにつっこんでしまい…だいぶ遠回りしました。ぐったり。

展示は「-清正御用の刀鍛冶-同田貫展 」
ここの展示室は原則撮影不可、印のあるものだけOKという扱いでした。
そして今回の刀剣展示には大部分撮影okマークがついていました。
ライティングは刀向けではないものの、使用していいライトも室内に置いてあって大変ありがたく。

で、そんな中でも撮影不可扱いになっていた一つを見て頭ぐるぐるしておりました。
毛抜形太刀で「於釜山湊藤原国広」とあるやつが出てまして…
どの国広かはわかんないよという感じ(候補として同田貫系鍛冶と堀川国広が並んでいた)のキャプションではあったものの、そういう銘文のやつ、モノとしてちゃんとあったのかよ!となりましてですね…
私は事実関係がどうかを知りたいのではなく、どう考えられたのか・どうしてそう考えられたのか、を知りたいので、それが実際誰の手によるものでも、そういうものがあるということにテンションがあがります。
そうなっちゃうともう、作品見るどころではなくなりますよね。
(後から学芸員さんに、この作品が福永酔剣氏の「偽銘刀の研究」に載っているというのを教えてもらいました。65pにありました。あと「日本刀銘鑑」の国広の項の同田貫系のところに「釜山打国広はこの工か」とありました)
玉名へ移動&お買い物
土曜日の宿は玉名で取っていたので玉名へ移動。
ここでフォロワーさんとちょっと合流して、おしゃべりがてらお菓子屋さんに連れていっていただきました。
菊水堂さんのアイスキャンディー美味しかったー。


ムラタさんはチーズまんじゅうをおすすめされて行ったのですが、他にも気になるものがたくさん…!
チーズまんじゅうは、クッキーとかスコーンみたいな生地の中にクリームチーズ系のあん(?)が入っていて美味しかったですー。(要冷蔵だからお土産にはしづらいけども)

この日の宿はHIKEというホステル。
個室プランにしたら、すごく広い!しかもベッドふかふか!

部屋の解錠と、スタッフさんが下がった後の建物出入りは、チェックイン時に渡されたパスワードで行う形でした。

暖房が効きにくい&水回りと廊下が寒いのがちょっとしんどいところ。
あと、買い物に出ようとすると、河川敷をすこしだけ歩くことになるので暗くてちょっと怖いです。
持っていた非常ボトルのライトを持ち出したのでまあなんとかなりましたが。

あと、朝食のヨーグルトが手作りというのもちょっと心配になるポイント…

充電器を調達しつつ、スーパーでお買い物。
よその地域のスーパーって、自分の地域にないものが並んでいて楽しいですね。
黒棒とか八つ橋がパンやまんじゅうのコーナーにあったの面白かったです。



夜ご飯はミスターバーグへ。
自分の地域にないチェーン店もやっぱり気になるものです。
これはラム+ハンバーグ。
生姜のきいたソースでいただくラムも美味しかったのだけれど、ほろほろとやわらかいハンバーグはおもしろい食感でした。

玉名市歴史博物館こころぴあ
そして今回の旅の本命。
玉名市歴史博物館の「よみがえる同田貫-豪刀の誕生とその再興-」


今回なぜ急に熊本まで行こうなどと考えたかというと、ここの訪問レポが流れてきたことがきっかけです。
刀剣展示だけでなく、刀鍛治のお仕事について、文献資料を基にした展示がされていると。
この館も、最初に写真の扱いについて説明があって大変ありがたいです。

常設エリアの最初のあたりにあるこのパネル、写真だけだとサイズ感がわからないから実物大もあわせて見せてるのかなーとなりました。展示方法おもしろいです。

そしてフランキ砲。
前日に忍たま関連の通話をしていたこともあり、見た瞬間「忍たまに出てきたやつ!」となりました。

企画展の入り口に、あらためて撮影OKマークが。

今回、あちこちにいるたぬきさんがとても可愛らしく…!アンケート用紙にもいたんですよ。




この展示の挨拶文は、コンセプトがわかりやすくて最高!ってなりました。
そう。歴史の部分が見たくてきたのです!

前半が刀剣展示、後半が史料とそこからわかることの展示という感じでした。
作品の見比べした結果、同田貫なら上野介のが好みでした。
ごつくて、なおかつ装飾的な刃文!最高!
おもしろいなーと思ったのは、刀工宗廣による作刀記録。
よそのところの講座QAで、ひとりの刀工って生涯にどのくらいの刀を作ったんですかっていうのが質問として出たんですね。
そのときは、わからないかなーという感じでした。
でもここには、n=1かつ自己申告ではあるものの具体的な数がわかる史料があるんですよ!
たーのーしー。

あと、江戸時代の刀のローン販売に関するパネルもありまして…
せちがらいなあというのとあわせ、清麿の武器講逸話を思い出してうわぁとなりました。(そっちも最近異論が出てるらしいですが)
職人のお仕事関連のお話は、関でもある程度あるものの、あちらはBtoB(問屋との関係)がメインなので、顧客側のあれこれまで見えてくるようなお話は面白いなーって思います。
こんちゃん
せっかくこんちゃんの来るタイミングだったので、こんちゃん撮影にも並びました。
こんちゃん可愛いよこんちゃん!
ただ、コートを預けてしまっていたのでちょっと寒かったですが。


名所めぐり
前日とは別のフォロワーさんに、あちこち連れていっていただきました!
まずは同田貫系譜のお墓。
博物館の中で、ここ付近での祭礼記録写真が飾られていたのですが、思ったより足元が狭い…!
いえ、しっかり立派に祀られているのです。でも記録写真ではなんかいろいろダイナミックな感じだったので、それをやるには狭いなって。

大輪というラーメン屋さん。
玉名のラーメンは豚骨でもそこまで濃くないという話を聞いていたんですが、確かに!となりました。
美味しかったです。

そしてめちゃくちゃでっかい清正公の像(熊本・本妙寺)
いやほんとでっっっか!!!
前日見た熊本城のもでかいと思ってたのですが、更に更にでっかい!
いや、なんというかさすが本場という感じでした。




